兎野フロアです。
このブログは当初の予定であれば上りかけバンギャルの色々を好きなように綴っていこうと思って始めたのですが“漫画が原作のコメディ”というざっくりした予備知識と“たまには劇場のスクリーンで綾野剛でも拝むか”というノリだけで観に行った「カラオケ行こ!」が予想の50倍ぐらい面白く、パンフレットが売り切れていた悔しさも相まって感想を書いていきたいと思います。
以下、ネタバレを含みますのでお読みになる際はご注意ください。
笑うとこなのか、泣くとこなのか?
兎にも角にも年の差ブロマンスにニコニコしてしまう映画でした。ちなみにブロマンス=男性同士の友情を描いたもの。BLとは別物です。(私は雑食ですのでBLも好きですが)
成田さん(綾野剛)が真剣に紅を歌っているだけでもう面白いという意味の分からなさに加えて、めんどくせえ大人を嫌々ながらも相手する聡実くん(齋藤潤)ですよ。怖そうなお兄さんに拉致られたのに最終的にチャーハンを頼んでモリモリ食うメンタルが強すぎる。打ち解けていくうちに成田さんがチャーハン2つ頼んでいるのも良い。
栗山くんという部員しかいない“映画を見る部”が王道名作映画(おまけに全部白黒作品だ)しか観ていないセンスの良さと潔さもじわじわくる。ああいう学生時代の「人から見ると無駄なんだけど、本人達にとっては必要な時間」ってめっちゃいいですよね。本人達は分からずに意外と大事な話をしているあの時間。
あと部活の後輩・和田くん。見ようによっては何ともめんどくさいキャラなんだけど、でも実は一番青春を謳歌しているように見えた。色々あったけど先輩の卒業で号泣してるんだもん。お前いいやつだなあ(しみじみ)。
聡実くんの歌う紅のクライマックスで、見てるこっちも心の中でスタンディングオベーションなのである。え、なんだこれ??
未読のままがいい
本来ならばこの流れで原作を買いに行くのがベストなのだろうけど(続編が出ているのも知っている)この実写版の面白さをこのまま自分の心に留めておきたい気持ちもあって、敢えて読まないでおきたいと思ってしまうんですよね。
私はふだん滅多に邦画は観ないので大変楽しい時間でした。鬼太郎とカラオケ行こ!はあと3ヶ月くらい劇場公開しといてほしいです。
テンション上がりすぎてギチギチの感想文になるかと思ったら意外と文字数少なかった。また気が向いた時に映画の話をしようと思います。それでは。